はじめてのおつかい変形50号(42×90cm)

2009年4月




 09年春の個展に出展、2枚一組の作品となりますが上段は有名な量販店やコンビニで埋め尽くすことによって、近年の何処もかしこも似たような風景として描いてみたが、下段は古きよき商店街だがよく見ると壊れた看板、玄関に植木の山、真っ暗な店内など・いずれも機能しているかしていないような,いずれは無くなってしまう商店街の象徴として描いたが上部にはクレーンや鉄骨、やがては上段の絵のような風景になってしまうのであろうか?この作品の製作にあたり古い商店街を取材、事実道路拡張、マンション計画などの区画整理で跡形もなくなってしまた例もあった。タイトルには「はじめてのおつかい」と名づけたがそれらは単なる添え物に過ぎないがこの少女は一体何処に行くのであろうか?、もはや今の子供達はこういった商店街の風景も知らないまま育ってしまうのであろうか。

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